福祉のしごとがわかるライブラリー

このページでは福祉業界で働くにあたって気になる、給与やお休み、資格取得の有無等について、Q&A形式でご紹介しています。福祉業界に興味・関心のある方、具体的に就職先として視野に入れている方等は是非ご参考にしてください!
  • Q1. 給与は他の業界と比べてどうなの?

    A. 平均を上回っています。
    厚生労働省の調査によると、20~24歳の間の男女において医療福祉業界で働いた場合の月収は23万900円。全業界での平均月収は21万8,500円となっており、平均を上回っています。また、福祉の仕事では入社後に経験を積んで資格を取得する機会が多く、キャリアアップはもちろん、収入の部分でもステップアップが可能です。

    出典:厚生労働省「令和4年度度賃金構造基本統計調査」

  • Q2. 月の残業時間はどれくらい?

    A. 月10時間未満という調査結果です。
    「福祉業界の仕事はなんとなく大変で、働く時間も長いのでは?」と思われている方も多いかもしれませんが、決してそんなことはありません。1週間の平均残業時間は1.6時間。月にすると10時間未満となります。メリハリをつけて仕事に取り組んでいる方が多いことも特徴です。

    出典:公益財団法人介護労働安定センター「令和3年度介護労働者の就業実態と就業意識調査」

  • Q3. 休みはしっかり取れるの?

    A. 年々改善しています。
    厚生労働省の調べによると、医療福祉業界の有給休暇の取得率は60.3%(令和4年)です。令和2年は53.3%、令和3年は58.0%と推移しており、少しずつ改善していることがわかります。施設の利用者とのコミュニケーションが大切な仕事であるからこそ、現場で働く職員のワークライフバランスは優先すべきこととして考えられています。

    出典:厚生労働省「令和4年就労条件総合調査の概況」

  • Q4. 職員の育成やケアの仕組みは整っている?

    A. 働きやすい職場づくりに取組む法人が増えています。
    東京都福祉人材情報バンクシステム「ふくむすび」(裏表紙参照)では、「TOKYO働きやすい福祉の職場宣言事業所」の情報を公表しており、各施設での人材育成の取組やメンタルヘルス対策など、求人票だけでは分からない様々な情報を調べられます。ぜひ確認してみてください。あなたに合った職場がきっと見つかるはずです。

    参考:東京都福祉人材情報バンクシステム「ふくむすび」

  • Q5. 福祉業界の将来展望は?

    A. 今後発展の可能性がある業界です。
    高齢者人口や共働き世帯の増加、障害者の社会参加等により、福祉業界は今後も需要が伸び続ける成長産業であり、日本の将来にとってますます重要な業界となっています。そのため、最近では政府が一定の勤続年数を超えた介護福祉士の給与額の引き上げを実施したり、東京都では介護職員の奨学金返済を補助するなど、国を挙げて積極的な待遇改善に取り組んでいます。
  • Q6. 資格がなくても働ける職場はある?

    A. たくさんあります。
    福祉の仕事は専門性が高く、資格がないと就職できないのではと思われがちですが、
    例えば、高齢者福祉施設の主な担い手である介護職員や、障害者福祉施設の生活支援員は資格がなくても入職することが可能です。多くの方が、実務経験を積みながら、仕事への理解と専門性を深めて資格を取得し、自身のキャリアアップにつなげていきます。

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